グリーンベルト整備プロジェクト開始!2021年03月01日
工場立地法が施行され、工場における緑化の重要性の認識が高まり、姫路市は工場が密集する地域に昭和46年からグリーンベルトを造りました。
今年で50年目を迎えるグリーンベルトの距離は広畑東地区から妻鹿地区まで約8.9㎞に及びます。
手柄にある姫路中央卸売市場は、白浜地区へ移転することもあり、その移転先の周辺のグリーンベルトは整備されました。
しかし中島地区では施工後、間伐などの人為的管理は行われず樹林の林冠が閉塞し、野生動物が巣を作るなど人が立ち入れない鬱閉状態。
不法投棄も目立ちようになり管轄の姫路市公園部に相談させて頂きました。
毎年、各地から倒木など様々な対応に追われ全予算を消化しており整備計画を組むのは難しい。
しかし、公園部長が事例を研究したりと色々知恵を絞って頂きました。
今回社会実験ではありますが、部分的に地面から3mの高さの範囲を枝打ちすることで、日が差す見通しの良い緩衝緑地になり、気持ちよく散歩できるようになったと散歩途中の奥様も喜んでいました。
陽が差すことによって樹林の地面に雑草が生えます。
それを防ぐのに今回枝打ちした枝をチップ化にして撒くことで雑草が生えにくくする等の計画もあります。
コストを下げるために、いろんな手法を試し緑地の保全と育成をきちんと改善していくことがこれからの課題です。